南麻布富士見町会

会長挨拶

清原元輔
このたび、南麻布富士見町会のホームページを開設します。
都心にありながら、緑の森に恵まれた南麻布、古くは武家屋敷と寺社とお花畑そして笄川が流れ、西北の丘陵からは、日本の名峰『富士山』が見え、徳川将軍家の別荘『富士見御殿』が置かれておりました。
つい100年前までは、きれいな小川が流れ水車小屋があり、牛が飼われていた。 と町会在住の古老が子供時代の楽しい思い出を私に語ってくれました。  ちょっと前まで冬の晴れた日には、新富士見坂の上から、雪を冠した真白な富士山が良く見えました。  近年、世界各国の大使館が町会内や周辺に開設され、多くの外国の方々が暮らすようになってまいりました。  町会内にはフランス大使館、パキスタン大使館をはじめ、米国New-Sanno Hotel、中国、EU等の関連施設が開設され、隣接地にはドイツ大使館や有栖川宮記念公園などがあり、閑静な街のたたずまいと共にインターナショナルな町になりました。
南麻布富士見町会は、時代の流れとともに変化し対応してきました。  よき伝統は守り、変えていけないものは大事に守り、変えても良いものは、その時代の要求にこたえ、町の安全と安心そして、快適に暮らせる街づくりを進めてきました。  大正12年に発生した関東大震災の時にも南麻布富士見町は、被害が少なかったそうです。  地盤がとても安定しているからだと関東大震災地震を体験した老夫婦が話してくれました。  阪神大震災や2011年発生しました東日本大震災を散見するにつけ、今後、町会の存在意義が重要になると思われます。  また、町会内に特別養護老人施設『ありすの杜』が開設され地域の高齢者への福祉事業が港区の協力のもと拡充されてきています。  町会と老人施設との交流も始まっており、高齢者に優しい町つくりも今後進めていきます。  『ありすの杜』の隣には青少年のための『中高生プラザ』や『福祉センター』が港区の公共施設として建設される予定です。  若い人たちの力と高齢者の知恵と経験を結びつけるジョイントとして南麻布富士見町会は『地域の絆』を育んでいく所存です。
町会内には多くの外国の方々もお住まいですので、町会行事の伝達手段の構築やその他の情報共有化のためにも、このホームページを今後拡充していく所存です。  安心・安全・快適な町づくりを町会役員の方々と南麻布富士見町防災会の皆様とともに推進してまいりますので、ご理解・ご協力そしてご支援のほどお願い申し上げます。

南麻布富士見町会
町会長 清原元輔

 

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